第10章 君の笑う頃に。
寂しいとか思わないのかな、絢斗。
家族となかなか会えないのに。
私は、寂しい…。
「あ、そう言えばね
風真が会いたがってたよ、瑠那も」
「ふぅん...」
風真と瑠那は私と絢斗の幼馴染み。
昔はよく遊んだけど、2人が関西に引っ越してから
なかなか会えないでいた。
「今度、遊びに来るみたいだから」
「来なくても良いんだけど....」
瑠那と風真はいつもハイテンションで
疲れるんだよね
それはまあ、いいとして...
「いつ来るの?」
「明日、だって」
そうか明日か。
明日は休みだから遊べるなー....
「....えええ!?明日!!?」
そんなまさかの事態です!