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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第48章 手にする


「レフリータイム‼」

その言葉にハッとした。
相手の7番の下敷きになって、木吉が倒れてる。

皆が駆け寄るが、足がすくんで動かなかった。

日向と花宮が揉める声が耳を通りすぎる。


去年の担架で運ばれる木吉の姿が頭に浮かんで、


視界が真っ白になった。



「碧‼ 碧‼」
リコの声で我に返る。



コートの中では、額から血を流した木吉が、「皆を守る」と両手をひろげていた。



「しっかりして。手当ての準備して」

「ごめん。わかった」

急いで救急箱を手に取った。


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