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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第41章 踏み出す


相変わらずハードな内容だったけど、山合宿は無事に終わった。

今日は最終日。

「ねぇ、リコ。今年もやるの?」

「やるわよ。小金井くん達は乗り気だし…」

「私は留守番…」

「せっかく来たんじゃない。強制参加よ‼」 

ちょっと悪い顔をしたリコにそうそうに打ち切られた。

嫌だ…。


山合宿最終日の夜…。

去年、コガが言い出した時は本気で拒否した。日向と一緒になって最後まで拒否したけど…。結局開催された。

今年もやるらしい。

肝試し。


私は幽霊とかホラーとか、そういう系は大嫌いだ。
暗いってだけで嫌。

もちろん、お化け屋敷にも入れない…。


去年だって…

泣きながら、叫びながら、やっとの事でクリアした。

あまりにぐすくず泣くから、凛やリコになだめられ、日向とかには思いっきり引かれた。






「碧も頑張ってねー」


そんな風にニヤリと笑うリコ。


「本当にイヤだ。やめよう?ね?やめよう?」

そう、必死にすがり付いた。


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