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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第41章 踏み出す


準備に出たリコに散々ごねて、ペア決めのくじから私の名前は外してもらった。


「お前、ずりぃぞ」
日向が小声で抗議する。


「ずるくないもん。日向もリコにお願いしたら?」

「そんな情けない事できるか!ダァホ!!」

そこまで青筋立てなくてもいいのに…。


「私は女子だから、情けなくないもん」
「『もん』じゃねぇよ。デカイくせに…」
「好きでデカイわけじゃないし…日向だって、眼鏡のくせに成績よくない…」
「眼鏡が皆、頭いいワケじゃねぇ。固定観念ヤメロ」
「固定観念押し付けてるのは日向の方…」




「何、こそこそしてんのよ!さっさとする!」
リコに止められて日向はあきらめたらしい。



順番に洋館に入って行く皆に「いってらっしゃーい」と手を振った。
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