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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第30章 気兼ねる


「おかえりー」


いつもの様に家のドアを開けるとお兄ちゃんの声がした。


お兄ちゃんが帰っているのなら、まずリビングへ顔を出すのだが、今日はそのまま自室へ向かいバタンと扉を閉めた。

わかってる。

伊月の言う事はごもっともだし、私を帰すという行為は優しさからきている事だというのは十分わかってる。

でも、先程から勝手に感じている疎外感が消えない。


着替えもせずに、ベッドへ身を預けた。
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