第20章 伝わる
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嫌われたかと思った。
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差し出された画面にはそう書かれてあった。
「違う!そうじゃないの。ごめんなさい‼」
誤解を与える様な行動をしていたのは自分だけれど、
そんな誤解はしてほしくなくて、
咄嗟の弁解は、思ったより大きな声がでてしまった。
目の前には、驚いた水戸部の顔。
恥ずかしくて…
つい、うつ向く…。
トントンと肩を叩かれて、
顔を上げるとニコリと笑ってくれた。
『ちょっとびっくりしただけ。大丈夫』
水戸部が、そう言ってる気がした。
胸が…ぎゅっとする。
鼓動が早い。
きっと、顔も赤いだろう…。
「本当にごめんなさい…」
もう一度呟いて、顔を隠す様に下を向いた。