• テキストサイズ

【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第17章 気がつく


彼女に聞いてみたけど私にはわからない。


元々社交的なタイプではないし、周りの異性と言えば、お兄ちゃんや従兄弟達。

それに…。
ふと頭に浮かんだ電車の事や今までに私をからかった男子の顔。


でも…

今は違うってわかる。
男の人が皆、嫌な事をする訳ではない…。
助けてくれた人だっている。
バスケ部の皆だって、いい人ばっかりだもん。

そんなことを考えながらぼーっとしていると午前中の授業が終わっていた。


お昼休みになって、彼女の近くに行けば「今日はさとしくんと…」と遠慮がちに隣を見た。

照れた様に頬をかいている土田がいる。




「一緒にどうだ?」なんて土田に言われたけど、私はただのお邪魔虫なのでお断りして、仲良く二人で教室を出る後ろ姿を見送る。


この二人も本当にお似合い

そんな事を思いながら自席に戻ろうとすると「日直居るかー?」と担任が顔を覗かせた。
/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp