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華のように 鬼のように ~ぬら孫夢小説~

第4章 3 玉章と七つの影


「えぇ~!!な、なんでそうなるの?あ、ってかいま、そんなこと言ってる場合じゃ・・・」

「もうごまかされません!さぁ、あの夜二人で何をしていたか白状してください!私は紫苑様ならと心を許したのです!なのにあの女…」

「…え?氷麗ちゃん?」



氷麗に訝しげに顔を向ける紫苑。氷麗は紫苑を丁寧にさすと全員にわかるようにはっきりと首を縦に振った。


「そうです。紫苑様となら私は文句ありません!リクオ様だってそうでございましょう!その紫苑様に内緒で何をしていたのか、そしてこの私に内緒でなにをしていたのか!さぁ、白状してください。」

「何もしてない!」

「嘘おっしゃい。」




何もないと首を横に振り否定するリクオに、紫苑はさらに疑いの目を向ける。すると、青田坊がリクオにそっと耳打ちした。

「もう。ここは吐いちまったほうが…」

「青!」


青田坊、氷麗そして紫苑に疑われ逃げ場を失う。ふと、もう一つ別の視線の気づきリクオが視線をずらすとカナが氷麗の横から同じように怪しい目で見つめていた。否、睨んでいた。





「…あ、あぁ~、いや、これは…ちょ、ちょっと?」

四人の気迫に押されて言葉にならない声を発する。カナはリクオから目を離すと氷麗と真正面から向かいあった。

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