第2章 待ちに待ってない合宿。
あの日、私は本当にぐっすり眠った。
死んだんじゃないかってぐらいグッスリと、爆睡状態だったらしい(研磨談)
そして今日は合宿の日。
今年はいける、梟谷グループの長期合宿。
梟谷っていったら二人のマネージャー、雪絵とかおりは元気にしてるかな。
音駒と梟谷はよく練習試合組んでたらしいからね、たまに会ってた。
(練習試合だよって言われると何故か体の具合が悪くなる、私。)
多分人の輪に入りたくないんだな。
体が拒否反応起こしてるよ、多分。
「おーい、研磨〜」
隣の部屋からクロの声が聞こえる。
もう研磨を起こしに来たんだ、てことは私のところにも来るのかな?
私の場合寝てないから起こさなくても良いんだけどね。
前の日に用意した大きい合宿用のバッグを持ち、部屋から出る。
「ん、冬華はよー」
「おはよう」
『クロ 研磨 おはよう』
ちょうど出できた二人に挨拶。
研磨まだ眠そうだなー、でも烏野よりは遅い出発なんだからね。
本当に烏野は宮城から東京までご苦労様。