第1章 音駒高校の猫。
ずっと思っていた事がある。
それは、女の嫉妬とゆうのは何故こんなに醜いのか。
「黒尾くんとどうゆう関係なの?」
「夜久くんに色目使ってそう」
「頼まれたからってマネやってるけど、絶対男狙いだよね」
醜い。
周りからしてみればなんで男子バレー部なのって思うかもしれない、女子バレー部もあるんだしわざわざ男子の方行かなくてもよくない?って。
確かに私は頼まれたからってマネやってるけど、それ以前に研磨がいるからやってるんだよね。
研磨が居なかったら誘いも断ってたし、そんな事も知らないで勝手に嫉妬してる人たちを見るとやっぱり思う事は醜い。
クロは幼馴染み、やっくんは友達。
それ以上でもそれ以下でもない、それしかない。
「冬華、日程なんだけどよ」
『他あたって』
「え、無理」
クロ、今の状況わかるでしょう。
やっくんにしなさい、やっくんの方が絶対に良いから(((私が保証してあげる)))
『……なに』
結局口では勝てなくて、クロの思い通りになるのが当たり前。
本当に腹立つ。