第3章 ネコとフクロウ。
夕ご飯楽しかったな。
他校のマネージャーとたくさん話すのあんまり好きじゃないけど、あのメンバーは楽ちん。
特にかおりと雪絵は馴染みあるし。
「あ、冬華!!」
『うわ、クロなに』
「なんだようわって…これから木兎たちと練習すんだけど一緒に来ねえ?」
『…やだ』
「いいじゃんよ、ほら行くぞー」
クロは私の手首を強引に引くと体育館へ引きずる。
私が体育館に行って何ができると、ただ見ていることしかできない。
パシリかな、飲み物買ってこいとか。
そんな事言われたら即効自分で買ってこいって言うけどね。
私はお前のパシリじゃないって。
そうだ、木兎がいるなら赤葦くんもいるのかな。
いるならいいな。