第2章 待ちに待ってない合宿。
さっき烏野の一年マネ、谷地さんに挨拶した。
小動物みたいで本当に可愛い、音駒に来たら守ってくれそうな人…やっくんぐらいかな…。
研磨も守ってくれるよね、まあ音駒のお手伝いには来ないと思うけど。
「あ、冬華~」
「相変わらず眠そうな顔してるわね!!」
『雪絵、かおり…久しぶり』
梟谷のマネ、白福雪絵と雀田かおりと合流。
二人とはマネージャーをやっていて友達になれた、二人共信頼できる友達の一人。
そういえば梟谷の二年生と一年生に会ったことがない。私が体調不良やらで練習試合や合宿に行けないことが去年あったからかもしれないけど…、別に会いたいわけでもないよ?
「水飲み場どこにあった?」
『体育館のすぐ横』
「いや~、今日も木兎が煩くて荷物整理全然進まなくってさ~」
「まあ、木兎だから仕方ないって片付けるけどね」
『木兎ってそんなに煩いんだね』
「多分、冬華が一緒にいたら絶対煩くて逃げるよ~」
私が逃げるほど…。
一応木兎は私がマネージャー初めて初めての梟谷との練習試合で会って友達にはなってる。あの時はまだレギュラー入りしてなかったけど。
かおりも雪絵も一年の頃からマネージャーだったよね。
「今年で最後かー」
「そうだね~」
と、まあなんでか知らないけどしみじみしている。
おばさんっぽいよって言ったら二人共怒るんだろうな。