第2章 戦い…
村上「すばるー?いけるか?」
渋谷「アイツらは?」
村上「逃げたわ。」
渋谷「!!」
『ほんま、ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・』
渋谷「ケガないか?ごめんな」
ボロボロの体で、抱きしめてくれた
『渋谷さん・・・ほんまごめんなさい・・・』
渋谷「あほ。すばる。謝らんでもええから」
『すばるさん・・・』
渋谷「さんとかいらんから。さんとか初めてやわ」
『すばる・・・あたしが、引っ張ったから・・・』
渋谷「ちゃう。俺が降りたんや」
『すばる・・・』
村上「邪魔して悪いけど・・・行こうか。見つかったらややこしいしな。」
渋谷「おう。お前・・・ボタン閉めや。」
あたしの耳元で言うて来た
慌てて見たら、胸元が丸見えになってた
渋谷「エロいわー・・・」
『あほ・・・』
そう言いながら、彼らのいつもの場所に行った
そこは、すばるの家の庭にある小屋やった
村上「すばる。消毒は?」
渋谷「いらん。」
村上「ええんか?鏡見てみ?」
渋谷「うわっ!!また切れてんやん・・・」
『ご、ごめん・・・』
渋谷「ええって。な?」
『う、うん・・・』
丸山「僕・・・飲み物買って来るわ。ヤス、大倉、亮ちゃんも行こう」
安田「そやな。行って来るわ」
横山「怖い?」
『え?』
横山「いや、さっき男にいらんことされたやろ?ほんで」
『あー。ちょっとドキドキする。でも、そんなことする人、わざわざ人の為にケガしやんやん?』
村上「そやな。でも、なんで最初一人で行ったん?」
横山「そやで。わかるやん。なんかされるって」
『強くなりたかったから・・・』
横山「なんで?」
『・・・』
村上「言いたくなかったらええよ。な?」
『今は、言いたくない。』
渋谷「・・・」
すばるは、あたしの名前を呼び
ただ抱きしめた
今のあたしに理由なんかわからんかった
周りは、ただ見守ってるって感じやった