第2章 戦い…
誰かに腕を引っ張られて、電車から降ろされた
『えっ・・・』
引っ張られた瞬間、あたしは近くに居た人の腕も引っ張ってしまって
一緒に電車から降りた
男「なんでお前も居てんねん」
渋谷「あぁ??何してくれとんねん」
男「ヤれる女は、ヤる。」
さっきの男たちが居てた
男は、3人
その場には、あたしと渋谷さん
あたしは、男2人に抱えられて駅のホームのトイレに連れ込まれた
『やめて!!離して!!』
何を言うてもあかん・・・
男「大人しくしろって」
男「気持ちイイことしよ?」
口にタオルを巻かれ声も出らん
手は、紐で縛られた
男たちがあたしの制服のボタンをひとつずつ外す
もうあかんって思った時
「お前ら卑怯やぞ!!」
渋谷さんが、来てくれた
渋谷さんの顔には、無数の痣があった
男「アホか?勝てるわけないやろ?」
渋谷「やってみらんとわからんやろ?」
挑発したら、一人の男が渋谷さんに掴みかかった
あたしは、隙を見て渋谷さんと男の間に入った
あたしの為なんかに殴られて・・・
もうイヤや・・・
渋谷「あほ!!どけ!!」
渋谷さんは、あたしを突き飛ばした
その瞬間
渋谷さんは、腹を蹴り上げられ倒れ込んだ
あたしは、床を這いながら渋谷さんの元に行った
涙が、渋谷さんの顔にこぼれた
男「時間かかってもたなー」
男「さてと・・・」
もうあかんと思った
「ふーん。これからお楽しみ?」
そう聞こえて入り口を見たら
横山さんが居てた
丸山「ちゃん。大丈夫?」
そう言って、口にまかれたタオルと手に巻かれた紐を解いてくれた
『渋谷さんが・・・』
あたしは、泣きながら言うた
村上「いけるいける。すばる、慣れてるから」
『でも・・・』
男「お前ら大勢で・・・」
安田「なーんもせこないで?」
大倉「せこいのお前らやで?」
男「逃げるで」
トイレの窓から外に逃げて行った