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私の敵はヒーロー

第5章 雄英、調査期間


「……さん?………犬猫山さん!!」

はっ!?ガバッと起き上がると、周りには笑いを堪えた人や、へましたなと苦笑いを浮かべる人もいる。
ちなみにお茶子ちゃんは起こすの遅れてごめんという仕草をしていて、八百万さんはやれやれですわという顔をしていた。

「………………犬猫山」

「……あ」

しまった。私たちの間で、居眠りをしていい授業と居眠り=死を意味する授業がある。私が今がっつり寝てしまったこの授業は………

「お前……俺の授業で寝るとは、いい度胸してるな」

相澤先生の髪の毛が上がっていく。目がギロりとこちらを向いているのがわかった。

「……あ……す、すみません。あの……あまりにも天気が良くて………その……つ、つい…」

「放課後居残りだ」

「……え?」

ほ、放課後はちょっと……その……用事が……

「なんだ? 文句あるのか?犬猫山」

ひっ!!
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