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私の敵はヒーロー

第13章 ヴィラン連合軍


「はーなーしてぇぇぇ!! じゆうにさせてぇぇえ!! 私に用はないはずでしょぉ!!」

私は見苦しいほどじたばたした。くそ…この錠…動きずらい…私は一応仲間じゃないのか…嫌われてるけど

「……ってあれ?」

私は暴れるのを止め、目をぱちくり。後ろで枷をかけられていたはずの目の前の両手を見て、そして足を見た。

「取れてる」

死柄木を見ると、舌打ちをかましていた。あのベタベタベタベタは私の枷を取るためだったのか。

「………黒霧」
「はい」

すると、グルンっと一回転し、次に私が送られたのは……爆豪の膝の上。

「………おめぇ!!!!」
「酷い!?」

女子にそれは禁句だ!! さらに爆豪は言う。

「てめぇ、ぶくぶくぶくぶく太ってんじゃねぇよ!!!! はよどけや!!!!」

「ひっど!! た、確かに、三奈ちゃんたちと勉強会と称しての菓子パはしてたけど……」

「はっ!! ブタどもの肥やしだな」

「ども!? 私はともかく、みんな細い子ばっかじゃない!! …ははーん!! 照れてんだ、照れてんのね!! かっちゃん、女の子とお付き合いしたことなさそうだもんねぇ……主にその性格で」

「んだと!! 付き合ったことくらいあるわ!!」

「はい嘘ー!!!!」
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