第13章 ヴィラン連合軍
「早速だが…ヒーロー志望の爆豪勝己くん。俺の仲間にならないか?」
ドアの向こうから聞こえてくる、胸糞悪い声に眉を顰める。
「そんな顔をしないで頂戴。可愛い顔が台無しよ!!」
いや、こんな顔したくもなるだろう。
遡ること、1時間前。私が最高級寝具に抗えず、再び寝ていた時のこと。突然ドアが開かれ、外からはオカマとトガヒミコが入ってきた。
「やぁーん!! この部屋可愛いじゃない!? 荼毘くんもセンスいいんだから!!」
「ですです。あ、おはよぉございます。ステ様の後継者様。寝起きの顔もかぁいいですねぇ」
そして、そこから私は絶望的なまでに絶望的に、この2人の玩具と成り果てるのだった。