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私の敵はヒーロー

第3章 学校生活


「俺の前を歩くとはいい度胸じゃねぇかクソナードォォ!!!!」

「あ、またやってる」

後ろから聞き覚えのある怒鳴り声と、叫び声。誰かなんて1発で分かる。

「あ、おっはよー!! でく君!!」

「おっ、おはよう麗日さん!!」

顔を真っ赤にする緑谷。お茶子ちゃんはそんな緑谷に笑顔を見せる。

「おっはよー爆豪くん!今日も爆発的に元気だねぇー」

私は機嫌が悪そうな爆豪に声をかける。爆豪がギロリとこちらを向くと、ひっと周りが青い顔をするのが分かった。

「おっ!今日も眼力すごいねぇー」

「………ちっ…」

ケラケラと笑うと、舌打ちを一つして学校の中へと入っていく爆豪。

「犬猫山さんはいい人過ぎますわ。あんな人放っておけばよろしいのに」

ふんっと鼻を鳴らす八百万さん。私は笑いながら、学校へと足を踏み入れた。
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