• テキストサイズ

ギルティブレイク

第3章 混沌の街、ザミナへ


「お前、あの有名な死神か?」

1人の男が口を開いた。

「こいつがか…。」

さすがにこの街でもそれなりに名前は知られている。

ただ、こいつらはそこらへんの悪人よりも考えがおかしい。

「こいつを、こいつを倒せば…俺は有名になれるぜぇぇ!!」

目に血がたまるほど力を入れている。

本気で殺そうとしてるのがわかる。

ならば

「遠慮なく切らせてもらう。お前は好きに戦え女よ。」

「あ、あぁわかったよ…。」

弱い返事で7割方悟ったが、あえて何も言わない。

勢いよく走ってくる奴らには手を抜く理由がない。

ウルフ達は時間切れを迎え、もうその場には存在しない。

「仕方ない。1人残らず切る。」

手元に鎌を戻し、勢いよく横振りした。

明らかに切れた感触があったにも関わらず、目の前の光景は異様であった。
/ 20ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp