第3章 混沌の街、ザミナへ
「うわ、こいつ!なにしやが…
ガブ!!!グチュグチュ…ブチ!!!
「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ひぃ!やめろ、おい!かみつく…あぁぁぁ!!」
2人が喰われたようだ。
「貴様等も喰われたくなければ、でてこい。」
ザッザッザッザッ……
やっと姿を現したのは、12人のち喰われてない10人だ。
「お前、だれだ。よそ者がくるとこでねぇぞー?」
「お、女もいるのかー。こっちこいよ、おめぇ。」
「やめろ!触んな!」
「おー、こわ。怒んなよお姉さん。」
独りの男がひやかすように女を呼ぶ。
「お前、どこからきた。ってか、誰だおまえ!」
「俺は罪を切る死神だ。お前ら全員死ぬと思え。」
上空に投げた鎌にまだ気付いてないのか、誰一人上を見ない。
「とりあえず2人は始末した。それともう1人だ。」
「は?何言ってやがる。まだ2人…」
ザシュ!!!ギャァァァァァァァ!!!
「いつの間に!貴様あぁぁぁ!!」
鎌は自在に操れる。上空から狙う事など簡単。
「さぁ、裁きの時間だ。」
雄叫びをあげながら向かう敵に微笑しながら
人殺しが呟いた。