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忘れられない【気象系】
第2章 影
Aside
怖い、怖い、怖い…
『オマエナンテイラナイ』
えっ、どこから…
どこから聞こえてくるのか分からない。
まるで全身で聞いているようだ。
『ナンデイキテルノ』
お前なんていらない
なんで生きてるの
はっきり そう 聞こえた
そうだよ…。なんで耐えられなかったんだろう。
俺が頑張らなきゃいけなかったのに
やっぱり俺は
『イラナイ』
目を閉じようとしたとき、頭にはっきりと声が聞こえた。
「雅紀」
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