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【イケメン王宮】小さな恋の物語
第5章 小さな恋の物語
私の恋は本物かもわからない。
お伽話に出て来る様な騎士様を見て、憧れてるだけかもしれない。
でも…
アラン様の声も…しぐさも…ため息も…
パンを食べてる様子ひとつだって…
ドキドキするの。
もっとお側に居たいと願ってしまう。
身分が違いすぎるから…これはきっと叶わない恋なのだけれど。
あの日くださったキスは…
きっとおばあちゃんになっても忘れない。
今から私は貴方のいる場所へ…魔法使いさんに頂いたドレスを着て参ります。
少しだけでもお会いできますように…
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