第10章 争奪戦~壱~
無我夢中で走り2階へと繋がる階段を駆け上がる
とにかく距離縮めてくる人はダメだ!!こんな事言ってはダメだけど、まともな人に会いたい………………………………
『チョロ松さんがいいなー』
つい口に出てしまった
チ「呼んだ?」
『?!』
階段の上にチョロ松さんがニコニコしながら立っている。………居合の構えをして
急いで駆け上がっていた階段を全力で駆け下りる
チ「逃がさないよ」
『っ!』
チョロ松さんの能力で木が生えそのツルで腕も足も縛られて宙ずり状態になる
どんどん近づいてくる。アレ?心無しか一松さんに見えてきた
チ「なんで僕が良かったの?」
『えーっと……………………』
まともな人だからなんて口が裂けても言えない!早くツルを解かないと
ダンッ
チ「いいから答えなよ」
チョロ松さんが木に手を付き私を見つめてくる。Oh壁ドン♥だがそれどころじゃなくて……三白眼怖っ!アレ何かスイッチ入ってる?
カチャ
チ「早く言わないと痛いことしちゃうよ?」
三白眼で睨み日本刀を向けてくるチョロ松さん。顔近い近い!!銃や刀を向けられたりするのは慣れているが男性は本当にダメだって!
……………今の状態で手だけ自由にして前に倒れて刀痛いけど取って………それから………
目をとじて三秒で最善策を考える
そして
スッ
能力を発動させ目が白くなりその目でチョロ松さんを見る
『サタン!!』
バリッ
右手のツルを破壊して自由になった手でチョロ松さんの顔を自分の顔に引き寄せる
チ「////////なっ!」
ゴッ
頭と頭をゴッツンコ♪ そして日本刀を掴み右手と両足のツルを切るそして日本刀の刃を持ったため傷ついた右手を左手で治す
『………フゥ………』
チョロ松さんは気絶しているようで倒れている。チョロ松さんの頭を膝に置き額に左手を のせてたんこぶを治す
チョロ松さんには悪いけど石頭で良かった…
治しながらそう思う
チョロ松さんをお姫様抱っこして(←力には自信あるんです!)階段の隅に寝かせるそしてカラーボールを足にぶつけてその場を走って去る
キスされると思った
参謀の顔は真っ赤に染まった