第10章 争奪戦~壱~
壁に隠れて状況を伺う。地下はなんと二階建てでとても広い。しかもいくつも部屋がある。部屋にこもっちゃえば?と考えるかもしれないが、部屋にこもったら最後だ。なぜなら部屋に入りそこに誰かに入ってきたら逃げ場がない。相手は男性、女の私が正々堂々戦って勝てるわけない
『……参ったな……』
頭を悩ませる……テストなんかより難しい
サタン「さん!!」
『っ!』
サタンに呼ばれギリギリで避ける。さっきまで隠れていた壁が真っ赤になりドロドロに溶けている
お「あーあーあとちょっとだったのにー今日のおかずは唐揚げだってチャン♪」
手からマグマを出し真っ赤な目で笑うおそ松さん
『げ………………サタン!!』ダッ
ガシャンガシャン
右手で壁や柱を触り破壊していく
『ハァハァ…………なんとかまけt(ツルッ)!?』
安堵したのもつかの間で何かに滑って転んでしまった
『氷………』
カ「フッ。油断は禁物だぞカラ松ガール」
顔を上げるとカラ松さんがこっちに向かって走ってくる……………なんでサングラスかけてるんだろうってそれどこじゃない
ヒュー
物凄いスピードで走ってくるしかも床を凍らせながら
ガンッ
『っ!』
カラ松さんの拳を鎌で防ぐが力負けしてしまう。しかも床はスケートリンク状態でそのまま壁に打ち付けられる
まずい…………でも!
カ「観念するんだなカラ松ガーr『はぁ!』っ!」ベチャッ
鎌の後ろから思いっきりカラーボールを投げつけ、真っ白になるカラ松さん
ダッ
そして猛ダッシュで逃げる
『………やっぱり壁とか物が多い所は危ないかも』
そう考えて周りに何も無いところに来た
パンッ
銃弾?!
間一髪でかわし床の銃弾に目をやる
そこにはあまり扱える人がいないためとても珍しい弾が刺さっていた
『………ガリル… 』
って事は
「ヒヒッ。御名答」
一松さんだ