第10章 争奪戦~壱~
おかず争奪戦。
名前だけなら可愛らしいが中身は恐ろしいものだ。夕食前に地下でやるもので制限時間は1時間。武器あり能力あり何でもあり。それぞれ自分の色の(私は白)ペンキ入りのカラーボールを持っている。それを相手にぶつければ勝ちで一番当たらなかった人が私の横で寝れる権利+全員分のおかずをget出来るのだ…アレ?私の意思は?おかしいな……
ちなみに当てられた人はモニタールームで他の人の戦いを観戦する
私が勝つと誰の横で寝るか決めれるのだが、誰の横でも睡眠を邪魔されるし、かと言って負ければおかずは没収………どっちに転んでも美味しくないのだ。
おかず没収は10000歩譲って良しとしよう。ただ寝る権利は末恐ろしい
おそ松さんは服の中に手を入れてくるし
カラ松さんは自称子守唄を歌ってきてうるさいし
チョロ松さんはにゃーちゃんについて語り出すし
一松さんは抱きついてきて苦しいし
十四松さんは寝相が悪く窒息しそうになるし
トド松さんは布団を寝てるうちに持って行っちゃうし
寝れない…とにかく寝れない…
お「ヨーイドン♪」
おそ松さんの合図で今日も地獄の時間が始まった