第1章 吸い込まれた光
?「あの子を助けたい?」
真如「え!?誰?」
後ろを振り向くと、そこには薄いピンク色の光がふわふわとうかんでいた。
真如「おぉ!!綺麗なわたあめ!!おいしそう(ジュルリ」
朝ごはんを食べてなかったあたしは、薄いピンク色の光がおいしそうなわたあめにしか見えなかった。
?「え!?違うよ!わたあめなんかじゃないよ!?しゃべってるし、しかも浮いてるんだよ!?」
真如「まぁ、確かにわたあめには見えないかも。」
?「君が先に言ったんだろ。(ガクッ」
真如「で、あたしに話しかけたのはあなたかな?」
?「この場に僕と君しかいないのに、よくそんなことが言えるね・・・。」
真如「え?そうなの?まぁいいから、何のようですか?」
?「君が今、自分を弱いといったよね?それに立ち向かうために僕は君に力をあげようと思って」
真如「力?名月を助けるための?」
?「違うよ。」
真如「え!?それじゃあ名月は?かわいそうだよ!」
?「それはその子の運命だよ。運命は誰にも変えることはできないんだ。」
真如「そんな・・・。」