第3章 相葉雅紀の場合
二宮「お。ごめん、電話だ。
もしもーし!あっマジ!?
今から行くわ〜。いつものホテルで。」
電話、絶対に女の子からだ。
ちゃんがいるのに。
ニノはもう、ちゃんのこと
なんとも思ってない?
隣のちゃんが俯いてる。
泣いちゃうんじゃないかな。
相葉「ね、ちゃんに渡したいものがあるんだ!
ちょっと俺の部屋行こう!」
返事する間も与えないまま、
手を取って二階に上がる。
部屋のドアを閉めると、
暫く沈黙が続いた。
すると、玄関のドアが開いて、
多分ニノが出て行ったんだ、って、
二人してわかった。
その瞬間に、糸が切れたみたいに
その場に崩れて泣き出すちゃん…。
なんであいつはこの子を泣かすんだ。
なんで俺からこの子の視線を奪うんだ。
ズルいよ…。