第5章 新メンバー

もうすぐ日付け変わっちゃう。


急いでカバンを開け、プレゼントを

取る。




あー、しくった。


酔っ払う前にあげておけば…



絶対に今渡しても


覚えてないだろ。





でも、一か八か…



「ちゃーん？」



「ん？眠いー。」


「今日は何の日でしょー？」



「私の…誕生日…。」




「はい正解！よくできました！


そんなちゃんに、


二宮さんからプレゼントです。」




時間を見つけて買いに行った

プレゼント。



前ににもらったブレスレットと

お揃い。


こういうの柄じゃないけど、

なぜかあなたとは

一緒がいいって思ったんです。



和也くん、かなりの

束縛やろう…？



「あれ？

これって、私があげたのと

同じ…。お揃い…？」



「うん。お揃い。」


、いつもありがとう。


一緒に笑ってくれてありがとう。


なんだか最近は変な自信が湧いて来て、

君は私にゾッコンで、

私は君にゾッコンで…。


こういう、あったかいのは

むず痒いような。



でも、すごいいい時間。



プレゼントをつけると、

は私の膝を枕に寝てしまった。



頭を撫でる。




なんか子供みてー。笑



ちょっと達成感に浸っていると、

すぐにうるさいあの人たちが

帰って来た。


松本さんは…二次会だっけな？