第1章 あの日からずっと…
仲間由紀恵「ちゃん、これ。」
仲間さんとは何度か共演したことがあり、
ちゃんと可愛がってもらっていた。
「えっと、これは…。」
仲間「何か贈り物をしたくって。
悩んで結局これにしちゃった。」
「開けてもいいですか?」
仲間「うん、もちろん!」
中から出てきたのは、ハイヒールだった。
仲間「ちゃんが少し大人になって、
このハイヒール履いて、
この業界に戻ってきてくれるの、
待ってるからね。」
仲間さん…。大人っぽいハイヒールには
そういう意味があるんですね。
「はい。大切にします。」
仲間「こらー!泣かないで!笑」
「へへへっ。」
メイクさんがささっと直してくれた。
仲間「これから最高のパフォーマンス見せてくれるんでしょ?
私、生で見るのは初めてだから楽しみにしてるね!」
「はい!行ってきます!!」
舞台セットが終わり、6人で立ち位置を確認。
見ててね、私たちの最高のパフォーマンス!!