第4章 二宮和也の場合
二宮「なら答えは簡単。
帰って来なさいよ。」
「え、いいの…かな?」
戸惑う私に和くんは、
二宮「帰って来て。お願い。」
「わかりました。」
そう答えるので精一杯!
アイドルスマイルとは違う、
この自然な笑顔が、
いつも私の胸をドキドキでいっぱいにする。
二宮「前にキスしたの覚えてる?」
「…んえ?」
二宮「ふふっ。動揺しすぎ。」
あの時すごい恥ずかしい事言ったの
覚えてる…。
二宮「誰かさんがキスしてって言うからねー。」
全身が熱くなる。顔も耳まで真っ赤だ。
二宮「また…してみる…?」
完全に和くんの顔見れない。
なんでそんなこと言うの?
からかってるの?