第4章 二宮和也の場合
それからの俺は荒れていた。
クラブも行きまくってたし、女遊びが
ヤバかった。
A「今日もウチにおいでよ〜!」
二宮「あー、そうすっかな?」
A「やったぁー!和也すきぃー!」
誰でもいいくせに。
ま、おれもだけどな。
外に出ると、
見覚えのある姿が目の前を横切った。
二宮「ちょっとごめん!」
A「え!和也ー!」
俺は急いで追いかけた。
待って、待って行かないで!!
二宮「っ!!」
?「え?…違いますけど…」
二宮「…ごめんなさい。」
人違いだった。
てゆーか、なんで俺は追いかけてんだ?
二宮「は、ははっ。バカみてー!!」
俺は周りなど気にせずに叫んだ。
叫ばずにはいられなかったんだ。