第1章 やばいかも…
そんなこんなででもう2週間を経とうとしていた。
「ぉ、お帰りなさいませ、お嬢様。」
今だにまだ慣れない。
客から俺は可愛い系執事と呼ばれているみたいだ。
「バイト君~ちょっと来て!」
店長に呼ばれて行ってみると店長の隣に
同じ燕尾服を着た人がいた。
「コイツ、バイト君がこの仕事に慣れるまでの世話係だから、分かんないことはコイツに聞いて!」
世話係?
「小森快斗です。よろしくお願いします。」
この人の第一印象はちょっと苦手だった。
「あぁ、俺は成瀬竜持。」
こういうタイプは俺とは話が続かないタイプだ。