第1章 やばいかも…
今日から俺は新しいバイト先へと向かう。
人と関わるのは苦手だけど、はやく金貯めねーとな。
そうこう言っているうちにバイト先についた。
ここは執事カフェだけど俺の仕事は裏の雑用だ。
だからなんの問題もない。
はずだった。
「小森快斗です。よろしくお願いします。」
「ぉお!バイト君、悪いんだけど仕事の内容変更になったんだ。ごめん!」
「はあ。」
嫌な予感しかしないんだか。
全身に一気に鳥肌がたった。
「接客してほしいんだよね?これ着て。」
そう言って差し出されたのは燕尾服だった。
はい?なんで俺が燕尾服を着たうえで接客しなけりゃならねえんだ?
「あのー。俺…」
「頼む!人が足りないんだ。」
そう念をおされまくって仕方なく受け入れた。
だけど、やっぱり表向きの仕事は俺にはキツイ。