第4章 勘違いと嫉妬
「い、いえ。別に」
「あ?なんだよそれ。」
あ、危ねー。いつの間にか声に出してしまっていた。
心の声が駄々漏れだった。
「お前、首のところまだ残ってるな。」
「は?首?なんのとこだよ。」
「印だよ。早く準備しろよ」
「なんだよそれ。」
印ってなんのことだよ。
近くにあった鏡で確認をした。
「あっ/////!?」
首のところにキスマークが残っていた。
きっと成瀬さんがつけたやつだ。
「あの人、何考えてんだよ!」
「あ?その後が消えそうになったら新しいのつけてやる。」
「っ!?脅かすなっ、つけなくていい。」
どうしよう、俺遊ばれてる…?