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俺の変態世話係【R18】

第2章 イケナイ雰囲気


あぁ。だるい…昨日、あんまり寝てないからだ。

体も重いし、いつもの倍は疲れやすい。

手も足も先の先まで重く感じる。

やばい、いつもは普通に紅茶も運べるのに

指が痙攣して…

「あっ!!!!」

そのまま紅茶を落としてしまった。

ガッシャーーーーン!

「おい、どうした?大丈夫か?」

「すみませんっ💦すぐ片付けますっ!」

割れたカップの破片を寄せ集めた。

失態だ。こんなミス、したくなかったのに。

まだ指が痙攣している。

涙がでそうだ。男が泣いてどうするんだ。 

さっさと破片を片付けないと…

「お前、腕火傷してんぞっ!」

えっ!?言われてみてみると

肌が赤くなっていた。ジリジリと熱くて

段々、痛みがでてきた。

「さっさと冷やせ!」

「ここを片付けてから…」

「いーからこっち来いっ!」

俺の腕を掴んで休憩室へと走った。

破片の片付けは他の人がやってくれた。

破片を急いで集めたせいか血も出ている。

すぐに冷水に手をつっこまれた。

「冷たっ!!」

「そんくらい我慢しろ、アホ。」

いつも通り一言多い。

でも、こんなことまでしてくれて…

まぁ、これもきっと世話係の仕事なのか。

「すみません。俺…」

「他に怪我はねぇのか?」

「え?あ、後は大丈夫です。それより、俺…」

「なら、良かった。」

へっ?なんでこの人叱らないの?

俺の心配ばっかり気にして。

「成瀬さん!あのっ…」

「わかってるよ。もう、いい。」

「でも。俺、今日いろいろミスばっかりしてて」
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