第21章 魔王様とデート
昼間のパレードを見て、美味しいモノを2人で分けて、皆へのお土産を選ぶ…
「そういえば、2人で出掛けるのって久しぶりだね」
「そうだね…この間の遊園地は始も一緒だったからね…」
園内のカフェでお茶をする。
最後に2人で出掛けたのはいつだっただろう?
大学帰りの寄り道位かもしれない。
でもそれは出掛けるって程でもないけれど…
空を見上げれば青かった空がオレンジに変わりつつあった。
半日以上が経ち、もうすぐ夜になる。
1日が終わってしまう。
今日が終わればまた……
隼くんはProcelarumの霜月隼に戻ってしまう。
「小春、まだ遊び足りないでしょ?」
でもまだ夢の時間。
「うん…」
私と隼くんの時間。
楽しまなきゃ!