第3章 カケゴト。・:+°信長。・:+°(R18)
夕霧
「信長様・・・っ」
夕霧は必死に信長の背中にしがみつき爪を立てた。
痛みを背中に感じながら愛する者が善がる顔に、信長は更に興奮を覚える。
聞こえてくるのは湿り気を帯びた音と二人の吐息だけ。
信長
「夕霧・・・」
耳元で囁かれ夕霧の中がきゅっと締まるのを感じる。
夕霧
「信長様・・・っもぅ・・・私・・・」
突き上げられる刺激に意識を手放しそうになる。
その言葉に段々と速度が早くなる。
信長
「俺もだ・・・」
夕霧
「んんんっ・・・」
信長
「っ・・・」
夕霧
「ん・・・」
信長
「目が覚めたか」
気づくと褥の上で寝かされている。
夕霧
「私・・・あっ・・・」
体を起こそうとするとあまり力が入らずよろけて信長の膝の中に収まる。
信長
「呑ませすぎたな。」
夕霧
「全くです。」
二人で顔を見合わせクスクス笑う。
信長
「でもそのお陰でいつもとは違う夕霧を見る事が出来た。」
夕霧
「次は負けません。」
信長
「俺も負けん。耳掃除は嫌だからな。」
寄り添い褥に横たわった二人は再び眠りに落ちた。