第6章 轟焦凍✕アコースティッコフィリア【音響愛好】
「っ‥‥煽ったのは、お前、だからな‥‥ッ!」
「ひっ!?ぁあ!!?」
ズプズプと先程までとは比べ物にならないナニかが中に入ってくる。
急に異物感に圧迫されてかなり驚くも、それが轟くんの硬く反り立つモノだということを理解するのにあまり時間はかからなかった。
「あ、ぁあっ!くる、しぃ…っ」
最初はゆっくりとした律動が徐々に激しくなる。
それに連動してか互いの息遣いも荒くなった。
「とど、ろきく…」
人間は自分の知らない事に対しては何かと恐怖心か何かがあるのか。
知らない感覚に侵されていくのが不安で、怖くて、
不意に彼に触れるように手を伸ばす。
「……悪ぃ」
それを察してか、彼は私の腰に手を回し、支えるように抱きしめた。
その行動には温かみさえかんじ、私も彼の身体に手を回す。