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貴方との異常性癖について【R18】

第5章 燭台切光忠✕アムロフィリア【擬似盲目性愛】



握る握り返すを繰り返していく。
いつも通りとても心地いい。
あながち堪能できると言ったのは間違いではないかもしれない。


「・・そろそろ、僕も堪能してもいいかな」

「え、?」



…そういえば、『お互いに堪能する』って言ってたけ……どっ!!?

そう考え終わる前に、唇へ触れられる柔らかな感触。
思考が停止した


目の前が見えないと言うのもあって、光忠にキスをされたと言う事を理解するのに時間がかかった。


「な、にを・・・ンン・・ッ!」

チュ、チュゥ‥‥‥チュル


『触れた』のは本当に一瞬だけで、徐々に激しくなっていく
舌を挿れられ、向きを交差し、角度を変えながら歯列を沿う
口の端からは唾液が溢れて息も絶え絶えになる。

突然の出来事にも関わらず、ただ激しくキスをされるだけで抵抗する力は失われていた。

「ぷは‥っ!ハァ、ハァ‥‥」

「ふふ、キスだけで感じた?」



やっとの思いで開放されると、先程まで吸い込めなかった酸素が一気に体に流れ込んでいく。

色っぽく、只聞こえるだけの光忠の声。
見えてはいないが、今の彼はきっと黒い笑顔をしているのだろう。
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