第4章 折原臨也✕ダクライフィリア【泣哭性愛】
「な、何ですか‥!?」
私を押し倒したまま見下ろしている臨也さんの顔は、見たことも無いような黒い笑顔をしている。
「───何されると思う?」
「‥‥!?」
………嫌な予感しかしない。
先程助けてくれた人にに対して失礼だとは思うけれど、この状況で安心出来るほど私は神経が太くないのだ。
異性に押し倒される事なんて今までされた事などないから、恥ずかしくて顔が赤くなる。
「は、離して下さ‥‥」
急いで臨也さんから離れようとする。
しかし男達に襲われた時のように、男性の力に私が叶うわけがない。
鋭く抑えられて、全くなすすべが無かった。
「あ、そうだすずちゃん、君にはプレゼントがあるんだ」
「プレゼント‥?」
突然別の話を出してきた臨也さん
正直今はそれどころじゃないんだけど‥‥
そういうと彼は、自分のズボンのポケットからピンク色の薬‥‥?のような物を取り出した。