第4章 折原臨也✕ダクライフィリア【泣哭性愛】
「‥ん………」
目が覚めると、そこは知らない天井。
光に目を掠めながらすずはゆっくりと視界を広げていく。
(…そうだ、私…男の人に襲われて、臨也さんに助けられたんだ。)
ここは彼の家だろうか?
周りを見れば机の上にパソコンや書類があるから、何かの仕事場…にも見える。
ただ、自分が今ソファの上にいて、毛布がかけられている状況を理解すれば臨也さんが優しく介護してくれたことが分かった。
(と、取りあえず臨也さんを探しに…)
行こうと起き上がった時
ガチャ
「あ、目が覚めたの?すずちゃん。」
「臨也さん‥‥!」
扉が開いて彼が入ってきた。