第4章 折原臨也✕ダクライフィリア【泣哭性愛】
………
‥‥‥‥‥‥‥‥
「あの……交番はまだですか‥?」
先程からずっと歩き続けて、人通りが全く無い裏路地まで来ている。
一向に交番に着く気配がないから痺れを切らして男二人に問い質した。
「もう少しだって〜♪」
「さっきからそう言ってますけど……」
今が夜という事もあり、視界が悪くなる。
…不安感しか出てこない。
「あ、あの!もう、いいです。自分で探してみます」
早くこの場から離れたい。
私が断ろうとすると
急に二人の目つきが変わった。
「あー‥‥そう。まぁ、予定とは違うけど」
「もういいんじゃね?」
「え………っ」
ドン!!!
「きゃ‥‥!」
急に肩を押されて壁にもたれ掛かる。
衝撃と痛みで眉をひそめる。
「やめて‥下さい‥‥‥!」
急いで大きな声で叫ぼうとした。
が、しかし
「おーーっと、声、出すなよ??」
「俺等も、乱暴したい訳じゃねーからさ♪」
1人の男に口を手で抑えられ、もう一人の男には隠し持っていたのか、小型のナイフを首元に突き出される。
私は恐怖で震えるしかなかった。