第3章 沖田+土方 ×トロイリズム【三者性愛】
「‥‥‥で、話ってなんだよ。総悟」
建物の壁に体重をかけて楽な姿勢になりながら、自分を呼び付けた理由を問いかける。
すずと付き合っていると知ってからは、できるだけ会話しないようにしていた。
自分が行為を寄せていた女の彼氏となると、今だに整理が付いていないからか調子が狂ってしまう気がしていたからだ。
「単刀直入に言いまさぁ。」
「土方さん、すずを‥
‥───抱いて欲しい。」
「は?」
何を言い出すのかと思いきや、聞こえてきたのは訳の分からない台詞。
想像していたのと大きくかけ離れ過ぎて、土方は先程まで吸っていたタバコを地に落としてしまった。