第3章 沖田+土方 ×トロイリズム【三者性愛】
「あの、‥土方さん‥‥‥?」
"好きだった"なんて、まさか、あの鬼の副長と呼ばれる人がそんな事言うわけない。
そう頭では理解するものの、彼の真剣な目つきに思わずたじろいでしまう
「お前と総悟が恋仲だったと言う事は知っている。俺も私情で隊に迷惑かけるわけにもいかねぇからな。相手が総悟なら、まぁ何だかんだ言っても必ずお前を守ってくれるとおもってた」
「‥‥が、そうやって俺がお前を諦め欠けた頃だ」
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まだ日が落ちる前、夕日が歌舞伎町を紅く染めている頃。
新選組は、攘夷志士絡みだと噂されていた事件を無事に片付けて帰ろうとしていた時。
「……土方さん、ちょっと良いですかぃ?」
「‥何だ?」
総悟に呼ばれ、土方は帰ろうとしていた足を止め振り向く。
「ここではアレなんで、場所を変えて話したい事が。」
いつもならお得意のサディスティックさで煽ってくる総悟が余りにも真剣な目つきをしている。
空気的に、土方も彼に続いて建物の路地裏に進んでいった。