第2章 及川 徹✕サディズム【加虐性愛】
数日後──‧‧‧
徹「……もう、傷は‥大丈夫なの‥‥?」
すず「うん、私は大丈夫だよ。もう気にしないで?」
私は頬や腕にガーゼや絆創膏を宛て、傷を治そうとしていた。
私だって学生だし、この傷については体育や部活で怪我したとか、思いっきり転んだとか、色々と言い訳はできる。 はず、
しかし、一応は早く直さないと‥‥‥。
徹はずっと悲しそうに心配するし、親も何を言うか分からない。
徹「そ‥‥っか‥!」
私の『大丈夫』という声を聞くと、徹も安心したように笑顔になってくれる。
こういう時の彼は………とにかく可愛い‥!!
《嗚呼、貴方が神ですか‥‥!!!》
なんて、崇めたくなる。
いや‥すでに心の中で崇めていると言った方が正しい‥‥‥。
私だって、徹のファンから彼を好きになって行った。
我ながら、こんな彼の笑顔を独占できるのは幸せすぎる‥‥‥!!!
私の方も自然と笑顔が綻んだ