第8章 渦巻く感情
桃先輩がリョーマに電話し始める
ドクン.......ドクン.....
リョーマは許してくれるかな......
また俺を、鴻汰って読んでくれるかな.....
俺の頭の中は
こんな考えでいっぱいで、背中を冷や汗が伝った
何コール目かでリョーマが出たらしく
桃先輩が喋りはじめる
「もしもし、越ぜ...!!」
でも次の瞬間、桃先輩の手から携帯が落ちた
「桃先輩なにしてるんでs..『ひあぁ!!んは、あぁ!!もぉ、あぁぁっ!!!』っ!!」
落ちた拍子にスピーカーになった携帯から聞こえてきたのは
リョーマの艶やかな喘ぎ声だった