第4章 幸せな朝 -海堂side-
「ふぁ...」
小さなあくびをもらして目を開ける
でも
隣に先輩の姿はなくて辺りを見渡していれば
ドアが開いて先輩が入ってきた
「起きたか」
先輩はベットに腰を下ろして俺の頭をなでる
(...気持ちいい)
目を細めてされるがままになっていると
「寂しかったのか?」
急な質問に答えれないでいる俺に先輩は、
「泣きそうな顔してたぞ...」
そんな顔をしていたという事に驚くのと、
先輩が居なかっただけで寂しくなる自分に驚く
俺もまだまだだね..
「....ちょっとだけ」
先輩の服の袖を掴みながら言うと、先輩の唇が俺の唇に重なった