第4章 幸せな朝 -海堂side-
「......」
目が覚めると
目の前にかわいい恋人の寝顔
やっと手に入れた
ランキング戦の時は
ただの生意気な1年位にしか思ってなかった
いつの間にか
校内でこいつを見かけると目で追ってる事が多くなって
この気持ちが
特別なものだって気づくのに時間はかからなかった
勢いで告げた俺の気持ち
まさか叶うとは思ってなかったが
「好きだ。」
つぶやいて口付けをおとす
一瞬身じろいだが起きる気配が無い
もう少し寝かせといてやるか
昨日は無理させたからな
昨日の艶やかに乱れた恋人を思い出して
俺の自身が少し反応する
自分に呆れた
「俺も男だな...」