第2章 初恋は甘い甘い蛇の毒♪
体が熱い
「即効性だからすぐ気持ちよくなるよ?ほら...」
先輩の手が俺のシャツの中に入る
「やぁ、はぁん」
自分から発せられた声に驚く暇も無く
手は胸へと伸びていって撫でるように弄ばれる
「んぅ、ひあぁ」
熱い、気持ち悪い、苦しい
「エロいね♪そんな声だしてたら、襲われても文句言えないよ?」
「ふざけんあぁ///」
ホント今日は運悪すぎだよ
朝から部室で先輩とあんな事になるし
今だってこんな状況だし
でも、
こんな状況でも頭に浮かぶのは海堂先輩の顔ばっかで...
きっと俺は、
海堂先輩の事が好きなんだ
「ホント...いまさらじゃん」
もう
どうでもいいや...
そうやって俺が諦めて目を閉じた時
掴まれていた腕の力が抜けた
「海堂...」
誰かが発したその言葉に驚いて目を開ける
そこには...
「フシュウウウゥ」
海堂先輩が怖い顔して立っていた