第2章 初恋は甘い甘い蛇の毒♪
-理科準備室-
がらららら
「失礼しまーす」
理科準備室に入ると、中には4~5人程の男子が居て
全員が一気に俺の方を向いた
正直言って不気味
真ん中に居た背の高い男が俺に近づいてくる
「待ってたよ~♪君が越前リョーマくん?」
「そうっすけど...てか、誰ですか」
こんな先輩、見たこともないし喋った記憶も無い
もちろん、他の人たちも全員
「俺?俺は藤堂 迅」
「へぇ。で、何のようですか?用無いんなら帰りますけど」
さっさと帰りたい、本気で面倒くさい
「困るなぁ~、今から君を皆で食べるんだから♪」
「はっ!?」
意味がわからないと言う前に俺の両腕を
2人の先輩が掴んだ
「何すんだよ...」
少し声を低くして先輩を睨む
「大人しくしてれば痛くしないから、まずお薬のも~ね?」
先輩は俺の口をこじ開けて液体を流し込んでくる
反射的に液体を飲み込んでしまった
「ゲホッ、何飲ませたんだよ...」
咳き込みながら聞くと、先輩は満面の笑みで答えた
「媚薬♪」